プロクセスC1S、快適なクルマをより快適に
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:東洋ゴム工業株式会社
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:東洋ゴム工業株式会社
ハイパフォーマンスタイヤとしてトーヨータイヤが展開するプロクセスシリーズに、新たなタイヤが導入された。それが「プロクセス C1S」。ターゲットとするクルマは、ハイパフォーマンスセダンやプレミアムセダンといった重量級セダン。プロクセスシリーズには、今までもこれらのクルマのために「CT01」というモデルがあったが、「プロクセス C1S」はその後継となるモデルだ。
進化させた性能は、転がり抵抗の低減をはじめ“すべて”ともいえるが、特に相反する性能である“快適性と高速安定性”を併せ持ったことが特徴といえる。言葉にすると簡単だが、快適性を高めるには柔軟な特性が必要不可欠だし、高速安定性には反対に剛性感の高い造りが必要だから、なかなか難しい作業だ。これを実現する要となる技術が、トーヨータイヤがミニバン専用タイヤ「トランパス」で磨き上げてきた“左右非対称パターン”。直進時とカーブでの性能を、タイヤの内側と外側で役割分担させる造りだ。
直進時に使う内側パターンは、細かく横(斜め)溝が刻んであり、ブロック剛性を柔軟にして路面への当たりを柔らかくしている。そしてカーブで使う外側パターンは、一つのブロックを大きく取り、剛性を高める設計を採用。その上で、ロードノイズにあえて強弱をつけて不快感を無くす5バリアブルピッチや、太いストレートリブで安定性を高めつつも剛性分布を最適化するために、そのリブに細いストレートグルーブ(溝)とディンプル(窪み)を設ける造りを採用している。C1Sのこれら細かな造り込みがどのような乗り味を生み出すのか、次ページから先代CT01との比較も含めてお伝えしていこう。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?